10.01.2011

Hiroh Kikai 鬼海弘雄 Tokyo Portrait 東京ポートレート



恵比寿の東京写真美術館の鬼海弘雄氏の「東京ポートレート」の会期が終わりました。元々写真を本や雑誌でよくみて知っていたので、見る前はそれを確認しにいくつもりでいったのですが、実際写真展でみるとこれはいい展示でした。本の印刷でも鬼海氏に撮影された人物の様子はわかるのですが、やはりプリントの立体感で見ると全く違う。一人ひとり目線をこちらに向けている被写体と向き合うと人物の風貌や身につけているもの、そのディテール、目。

長い壁を使って途中額のサイズを変えたり、プリントの大きさを変えてリズムに変化をつけながらも、基本的に同じ額にいれられ横に並べられたポートレートを次々見ていくと、撮影場所の浅草、その性別や職業や年齢、一切の記号がぼやけて、続けて彼らが存るというその存在だけがむき出しになって圧倒しにかかってくる。そんな感覚を味わった展示でした。途中に東京迷路(Tokyo Labyrinth) も20点ほどあって満足した展示でした。

鬼海弘雄 - Wikipedia
鬼海弘雄写真展 - 東京都写真美術館 東京ポートレート
鬼海 弘雄 | Fotonoma The Photographer

Hiroh Kikai - Wikipedia, the free encyclopedia
lens culture: Hiroh Kikai
Interview with Japanese photographer Hiroh Kikai - lens culture ...
Hiroh Kikai “Persona” // Japan-Photo.info

Asakusa Portraits, Hiroh Kikai - Steidl

この展覧会のカタログは展示に準じたもので東京迷路も入っていて、価格もリーズナブル。Steidl/ICP が出版した"Asakusa Portraits"はサイズもそこそこ大きく、なにより印刷も紙も良質です。

Hiroh Kikai: Asakusa Portraits (Steidl)
ぺるそな
東京ポートレイト
東京迷路―鬼海弘雄写真集
PERSONA

0 件のコメント:

コメントを投稿